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竹内友佳アナウンサー「新型コロナウイルスの感染拡大をめぐって、世界中の軍事組織が活発な動きを見せているそうですね」

能勢伸之解説委員「まずはフィリピンなんです。感染拡大に対応するため、『PNP(フィリピン国家警察)』、つまり警察軍が検問を行っているんですが、そこには棺おけが置かれていて、『家にいるか、それとも棺おけに入るか』という強烈なメッセージが書かれていました。一方、フランスでは、空軍の空中給油機『A330MRTT』が、空飛ぶ救急車となって感染者の搬送に投入されていたんです」

竹内友佳アナウンサー「そしてこちらの映像では、マスクが机の上にいっぱい並べられていますけども、これはどういった状況なんでしょうか?」

能勢伸之解説委員「こちらはイタリア、普段の60倍の高値でマスクや医薬品を売ろうとしたナポリの薬局が摘発されたというニュースなんです。この摘発を行ったのが、『グアルディア・ディ・フィナンツァ』、つまり『財務警察』のことで、国境警備や密輸の摘発を行う組織なんですね。ピストルだけでなく、サブマシンガンや狙撃銃なども装備している警察軍の一種とされています」

竹内友佳アナウンサー「こうしてみると、新型コロナウイルス対策で軍事組織まで投入せざるを得なくなったという国が、いっぱいありますよね」

能勢伸之解説委員「まあ、軍事組織なので、新型コロナウイルス対策のためだけなのか、どうなのかということなんですね」

竹内友佳アナウンサー「それは、どういうことなんでしょうか?」

能勢伸之解説委員「今や新型コロナウイルス感染による死者が1万人を超えたイタリアに、中国が救済の手を差し伸べるべく、救援物資と医療チームを派遣しました」

竹内友佳アナウンサー「イタリアは、死者数が中国を超えていますもんね」

能勢伸之解説委員「しかも中国だけでなく、ロシアもイタリアを支援するために軍用輸送機『イリューシン76MD』で支援物資と軍医を派遣したんです」

竹内友佳アナウンサー「国を越えて助けたいということなんですか?」

能勢伸之解説委員「まあ、そうなんですかね。でもイタリアは、NATO加盟国ということを忘れてはいけません。イタリアの領土・領空や基地に、堂々とロシアの軍隊が入ってくる。さらに、軍医という正規のロシア軍人や支援物資を載せて、ロシア軍の車両が基地の外にも展開し、消毒作業などの活動を行っています。貨物に貼られたステッカーには、『With love from Russia(愛を込めてロシアより)』とあったんです。冷戦時代の東西対立をテーマにイギリスのスパイが活躍する映画のタイトル『007 ロシアより愛をこめて』にそっくりですよね」

竹内友佳アナウンサー「各国の支援の中にも、さまざまな思惑があるのかもしれませんね」

(2020/03/29)

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